蠍は留守です記

蠍の不在を疑わずに眠る暮らしの記録

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旅とわたし:函館(日本)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の22日目です。 好きな作家の故郷であったり、作品の舞台であったりする土地には心惹かれる。前回紹介したリヨンはサン=テグジュペリの故郷だし、10日目に書いた小豆島は角田光代作品である『八日目の蝉…

旅とわたし:リヨン(フランス共和国)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の21日目です。 リヨンはフランス南東部にある歴史ある街だ。先日紹介した金沢と同じく、街をふたつの川が流れている。海が好きで海の街を多く紹介してきたが、川が流れる景色を同じくらい愛しており、リ…

旅とわたし:モナコ(モナコ公国)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の20日目です。 モナコ公国は南仏とイタリアの間くらいにある小さな国だ。街の中がF1のコースになることでも有名だろう。海に面しているイメージが強いが、意外と山が多いそうだ。ニースに滞在していたと…

旅とわたし:金沢(日本)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の19日目です。 はじめて金沢に訪れたとき、私はいろいろなことに倦んでいて、どこか遠くに行きたいという気持ちばかりが募っていた頃だった。「どこか」というそれが、どこかわからないままに。 前日くら…

旅とわたし:チェンマイ(タイ王国)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の18日目です。 前回紹介したバンコクに引き続き、今回はタイのチェンマイ。チェンマイは古い王国の首都で、今でもタイ北部の文化の中心と言われている。 国際カンファレンスに参加するために滞在したが、…

旅とわたし:バンコク(タイ王国)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の17日目です。 台北に慣れてしまうと、まるで台北=アジアみたいな気分になってしまうのだが、普通に考えてそんなことはない。今回は最も直近に旅した国・タイから、バンコクを挙げておきたい。 「はじめ…

旅とわたし:台北(中華民国)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の16日目です。 アジアの都市でいちばん馴染みがあるのは、台北だ。はじめて訪れる前から、なんとはなしに親しみがあり、はじめて訪れたあとは何度も行きたくなる街になった。 去年のアドベントカレンダー…

旅とわたし:マカオ(中華人民共和国)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の15日目です。 ここまでポルトガルの街をいくつか紹介してきたが、ポルトガルの面影を残す街として興味を持っていたのがマカオだ。旧ポルトガル植民地で、今は中国特別行政区となっている。 地形が独特で…

旅とわたし:リスボン(ポルトガル共和国)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の14日目です。 ポルトガルの街について書いてきたので、首都であるリスボンも紹介しておきたい。リスボンの首都圏はテージョ川と呼ばれる川の河口付近に位置している。何も知らずに一見すると、海に面し…

旅とわたし:ポルト(ポルトガル共和国)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の13日目です。 小さな漁師町アヴェイロの次は、ポルトのことも取り上げたい。港湾都市としてはかなり大きな街なのだそうで、人口も多い。フランス最大の港湾都市マルセイユよりも都市人口が多い。歴史あ…

旅とわたし:アヴェイロ(ポルトガル共和国)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の12日目です。 海と同じくらい、河川が好きだ。海辺の街が好きというよりは、水辺の街が好きなのだと思う。海から続く運河はまた格別によい。 運河といえば、思い出すのはアヴェイロ。ポルトガルの中ほど…

旅とわたし:松島(日本)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の11日目です。 ここまでのエントリを読んでくれている方には、私が海辺の街を偏愛しているのは、もうおわかりかもしれない。そのとおり、私は海辺の街を訪れるのが好きだし、旅先では特に船に乗ることを…

旅とわたし:小豆島(日本)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の10日目です。 南仏はよく熱海や伊豆などと比較される。確かに海岸線の起伏や建物の雰囲気が似ていて、特に西伊豆なんかは確かに南仏っぽさがあるなぁと感じる。 熱海や伊豆も好きだし景色もきれいなのだ…

旅とわたし:カリー=ル=ルエ(フランス共和国)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の9日目です。 ニース、マルセイユと振り返ってきて、南仏を懐かしむのにどうしてもはずせない街がある。カリー=ル=ルエという小さな街。カリー=ル=ルエに立ち寄るきっかけになったのは、コート・ブル…

旅とわたし:マルセイユ(フランス共和国)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の8日目です。 先日紹介したニースも含め、南仏は想い出深い土地のひとつだ。中でも、特に忘れがたい体験を私の中に残したのは、マルセイユだった。 マルセイユはフランス最大の港湾都市。商業都市である…

旅とわたし:ニース(フランス共和国)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の7日目です。 海と言って思い出すのは、南の島ばかりではない。南仏の海の色も忘れることはできない。 タヒチ好きが高じてフランス語を学習するようになってからは、俄然フランスに興味が出るようになっ…

旅とわたし:パンコールラウ島(マレーシア)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の6日目です。 日本からクアラルンプールへ。クアラルンプールから車で2時間のルムッ港へ。ルムッからフェリーで渡ったところに、パンコールという島がある。 パンコール島とパンコールラウ島で構成されて…

旅とわたし:宮古島(日本)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の5日目です。 とてもよかったはずなのに、なぜか印象の薄い場所がある。もちろん、嫌な記憶があるわけではない。よかった記憶ばかりのはずなのに、なぜか印象が薄い。 誰かに「どうだった?」と聞かれれ…

旅とわたし:パマリカン島(フィリピン共和国)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の4日目です。 同じ南の島でも、太平洋の島々とアジアの島々を比べると、だいぶ違って見える。3日間南太平洋のリゾートを振り返ってきて、今日はアジアのリゾートのことを書いてみることにした。 フィリピ…

旅とわたし:ランギロア島(フランス領ポリネシア)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の3日目です。 南の島にも冬はある。南の島にも雨は降る。頭の中で南の島を想像するときには、ついつい忘れてしまうことだけれど。 はじめて冬の南半球に行ったのは、ランギロア環礁を訪れたときだった。…

旅とわたし:タハア島(フランス領ポリネシア)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の2日目です。 風景写真が苦手だ。切り取る範囲を瞬間的に決めるセンスがない。特に遠くまで開けた場所に立つと、何を写したらいいかわからなくなる。 2日目に紹介するタハア島は、先日紹介したボラボラと…

旅とわたし:ボラボラ島(フランス領ポリネシア)

このエントリは『旅とわたし Advent Calendar 2016』の1日目です。 旅が好きだ。旅が好きな人はきっと多い。日々を暮らしていると、なんとなく旅に出たくなる。人それぞれのスタイルがあって、誰もがみな思い思いの旅をする。 最近の私はといえば、移動は多…

はじめてのバンコク、ざっくりログ

仕事半分プライベート半分という感じでタイに来ている。特に前半はついでのひとり旅。 実はタイに来るのは初めて。もちろんバンコクも初めて。久しぶりに未体験の国に訪問ということで、忘れないうちにおおまかなログを残しておく。 国王ご逝去の直後 二週間…

自宅の押し入れを改造した話

古い集合住宅に住んでいる。これからもまだまだ住む覚悟を決め、使いづらかった押し入れを改造することにした。何より、おまえらちゃんずがドアを開けることを覚え、木製の引き戸をカリカリやる癖をつけてしまったので、それを防止する意味もあった。 実際に…

じわじわと今後が気になる『三宗教相談所』

なんだかあとからじわじわ来るようなものたちが好きだ。パッと終わってすぐ忘れるような、そういうものではなくて、時折ふっと思い出すような。むしろあとになればなるほど気になっていくような。 ちょっと前の5月半ばくらい、「三宗教相談所」というコンテ…

2015年初秋、藤野でのフィールドワーク

昨年、グリーンズさん主催のコミュニティ経済と地域通貨を知るクラスに参加した。 藤野という町は、神奈川県の北西、相模原市にある。昔から芸術の街として知られているとのこと。Googleで検索すると「移住」や「シュタイナー」という単語がサジェストされて…

2016年、新たな地平

2016年、明けましておめでとうございます。このブログで新年の挨拶をしはじめて6年目。ちょうど起業をした頃くらいからだけど、ここまであっという間の月日だったなぁ。 この5年はボジョレヌーボーばりの出来 この5年のブログを読み返してみると、どの年も「…

お茶とわたし:ひとりで飲むお茶

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の25日目です。 みんなで飲むお茶は楽しい。しかし、ひとりで飲むお茶は何物にも代えがたい贅沢だ。 一煎目、二煎目、重ねるうちに香りと味わいを変える。淹れるたびに一期一会の表情を見せてくれるお茶…

お茶とわたし:みんなでお茶を飲む時間

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の24日目です。 お茶は楽しい。香りを聞くこととか、味わいを楽しむこととかも大事だけれど、誰かと過ごすひとときにほっとした雰囲気をもたらしてくれる。おしゃべりのために口を潤す意味合いもあるか…

お茶とわたし:欠けてもまた愛おしい

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の23日目です。 茶器は欠けやすい。気を付けていてもほんのちょっとのことで欠いてしまってガッカリしたりする。マイ主力茶壺である林國順氏作の紫砂壺も、実は注ぎ口の裏側が少し欠けている。普通に使…

お茶とわたし:日本の急須

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の22日目です。 五代目・本多茂兵衛さんにおすすめいただいた常滑焼の光松陶園の和急須が、私のはじめての和急須になった。実家にいた時は自分の急須を持っていなかったし、自立してから紅茶やコーヒー…

お茶とわたし:丸火

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の21日目です。 日本の発酵茶の気運が私の中で高まる今、満を持して今いちばんお気に入りのお茶を紹介したいと思う。富士山まる茂茶園・マル茂本多製茶の丸火・青である。2015年最大の出会いは丸火・青…

お茶とわたし:黄金みどり

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の20日目です。 先日は茶畑のことを書いたが、実は日本国内でも行ってみたい茶畑がいくつかある。そのひとつが静岡・諸子沢で佐藤浩光さんが営む茶園である。佐藤さんのところでは、黄金みどりという品…

お茶とわたし:茶畑に行きたい

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の19日目です。 茶畑に行きたい。お茶好きが高じてくると、誰でもそう思うだろう。行きたいのだ、茶畑に。 茶園巡りをするような旅はまだしていないので、台湾でも猫空の茶畑くらいしか遊びに行ったこと…

お茶とわたし:アウトドアで淹れるお茶

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の18日目です。 たまに山に登る。ハイキング程度の低山だが、山に入るとやはり特別な気分になる。そんな時にも、お茶は持っていきたい。そんな時には蓋碗という茶器を持っていく。蓋碗ひとつで急須がわ…

お茶とわたし:バター茶、ミルク茶

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の17日目です。 今回は台湾茶からちょっと離れて、違うお茶の話。チベットで飲まれるようなバター茶やモンゴルで飲まれるようなツァイと呼ばれるミルク茶もまた、たまらなく好きなお茶のひとつだったり…

お茶とわたし:茶殻のお料理

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の16日目です。 台湾高山茶の茶殻は、いいものは本当にきれい。日本茶や紅茶と違ってブロークンではなく、まるっと葉っぱのままに戻る。茎も葉も摘みたてみたいにつやつやしている。 このまま捨てること…

お茶とわたし:お茶に合うお菓子

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の15日目です。 甘いものが好きではない。お茶に甘いお菓子が合うのはよく理解できるのだが、個人的な嗜好としてそもそも甘いもの全般が得意でないのだ。 しかしお茶うけ的に食べるもの、合うお菓子はほ…

お茶とわたし:茶壺

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の14日目です。 台湾茶や中国茶を淹れるのに最適な急須は、やはり中国茶のために作られた茶壺だと思う。先日紹介した飲杯は何を使ってもいいと思っているけれど、茶壺はそうはいかない。私も初心者なり…

お茶とわたし:飲杯、聞香杯

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の13日目です。 お茶を飲むための器、つまり茶杯。それと対になるのは香りを楽しむための聞香杯。聞香杯と対比して茶杯を飲杯と呼んだりもする。飲杯は日本の茶飲みに比べると小さい。聞香杯は香りを逃…

お茶とわたし:香りを聞くということ

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の12日目です。 お茶は味だけでなく香りも楽しむものだと思う。むしろ最近では、香りを聞く時間がいちばんお茶に集中している気がする。香りを通してお茶と向き合い、ひとくち飲んで心をほどく。 香道で…

お茶とわたし:清品茶房 茶通

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の11日目です。 昨日はお茶との一期一会という話を書いたのだけど、そんなふうにしてお茶に出会わせてくれる人たちがいる。ここのところいちばんお世話になっているのは清品茶房 茶通というお店の田島庸…

お茶とわたし:お茶との一期一会

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の10日目です。 お茶は何もかもが一期一会である。たとえ毎日気軽に食卓で飲んでいるお茶でさえも、昨日と同じものはない。茶葉の量、水の質、お湯の温度、自分のコンディション... ましてや外で誰かと…

お茶とわたし:本物か偽物か

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の9日目です。 お茶のことを調べたり、情報交換したりしていると、「品質のよいもの/品質のよくないもの」という話が必ず出てくる。品質のよいものについて話している時には平和なのだが、そうでないも…

お茶とわたし:台北のお茶屋さん

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の8日目です。 前回はなんとなくのおすすめ茶藝館を紹介したけれど、今回はなんとなくのおすすめお茶屋さん2店を紹介したいと思う。台北に限定し、観光でふらりと行ってもそこそこ安心で確実なところ、…

お茶とわたし:台湾の茶藝館

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の7日目です。 なにしろ台湾の茶藝館でお茶を飲ませてもらったのが、お茶にはまるきっかけだったのは間違いない。まだそんなにたくさん行ったことはないが、思い出せるだけでも徳也喫茶、回留、吉祥草、…

お茶とわたし:白毫のお茶

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の6日目です。 いくつか高山烏龍茶を紹介してきた。高山茶は青茶の範疇である。高山茶や青茶以外にも美味しいお茶はたくさんあるので、今回はちょっと違った種類として、白毫という名前の付くお茶をいく…

お茶とわたし:杉林渓烏龍茶

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の5日目です。 高山茶には高山気、というのがあるのだそうで、これはなんというか、飲んでみればわかる。言葉ではうまく表現できない。ひとくち飲んでひといきつくと、身体中をさっと駆け抜けるような気…

お茶とわたし:阿里山烏龍茶&珈琲

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の4日目です。 台湾の高山茶は、とても標高の高いところで作られている。2,000メートル以上のところで栽培されているものもあるのだから、すごい。すごいだけあって、高山茶は価格が高い。生産量も少な…

お茶とわたし:文山包種茶

このエントリは『お茶とわたし Advent Calendar 2015』の3日目です。 好きなお茶をいくつか紹介していきたいと思う。今回取り上げる文山包種茶は、青茶の中でも清茶と呼ばれる低発酵のお茶。日本の緑茶に慣れている人には飲みやすいお茶なのではないかな。文…

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